PyCharmでプロジェクトの依存関係情報を作成する方法をご紹介します。
目次
条件
- PyCharm Professional
setup.pyの作成
メニューのツール > setup.pyの作成 を選択します。
新規Setup Script作成ダイアログが開きます。
パッケージ名、バージョン等各種情報を入力してOKボタンを押します。
プロジェクトフォルダの下にsetup.pyが作成されます。
パッケージ要件ファイルの設定
メニューのファイル > 設定を選択して設定画面を開きます。
ツール > Python統合ツールを選択し、パッケージ要件ファイルに先ほど作成したsetup.pyを設定してOKボタンを押します。
未インストールパッケージの修正提案
パッケージ要件ファイル設定を行ったことにより、未インストールパッケージに対して修正提案が行われるようになります。
ソース上の未インストールパッケージをクリックします。
赤い電球マークが表示されるのでクリックします。
修正提案リストが開き、パッケージのインストールを行うことが出来ます。
requirements.txtの作成
コマンドラインで以下を実行することで要件ファイル(requirements.txt)を作成することが出来ます。
PyCharmの下部のターミナルを選択して以下のコマンドを実行します。
pip freeze > requirements.txt
プロジェクトフォルダの下にrequirements.txtが作成されます。
requirements.txtからパッケージのインストール
以下のコマンドを実行することで必要なパッケージを一括でインストールすることが出来ます。
PyCharmの下部のターミナルを選択してコマンドを実行します。
pip install -r requirements.txt
参考
setup.pyの作成と実行
https://pleiades.io/help/pycharm/creating-and-running-setup-py.html
requirements.txtの使用
https://pleiades.io/help/pycharm/managing-dependencies.html#create-requirements